高齢者専用賃貸住宅とは?

高齢者専用賃貸住宅とは、高齢者専用の住宅で、アパートやマンションのようになっています。
健康なうちに入ることが多く、独りでもご夫婦でも入居することが可能です。
高齢者を対象としていますので、バリアフリーは勿論、介助を考慮した作りになっており、エレベータや非常通報装置の設置、浴室やトイレは介助できるよう、車いすにも対応が可能になっています。
他には、必要な場所に手すりやバーが設けられており、廊下や出入り口も広くなっていますので、健康なうちに入居されても介護が必要になったときにも対応できるようになっています。

この住居は、高齢者円滑入居住宅のうち、賃貸借人は概ね65歳以上の方と決められています。俗に言う「高専賃」です。
賃貸借契約ということで、一般の賃貸住宅のように敷金のようなものと、家賃、サービスを提供するための管理費、水道光熱費が必要で、老人ホームに入所するよりも安いものとなっています。

高齢者専用賃貸住宅は、「高齢者の居住の安全確保に関する法律」のもとに高齢者住宅財団によって情報が提供されており、貸し主は登録制になっています。
入居される方はご家族が遠方にいる方、老人ホームで団体生活に不安がある方、どちらか一方に介助が必要な方がいるご夫婦に多いようです。

何故、高齢者専用賃貸住宅というものが出来たのかというと、高齢者を賃貸住宅に入居させると孤独死や火事を起こすといった否定的な印象を持つ賃貸オーナーがいます。そうした事が起こってしまうと、事故物件となり家賃を格安にしないと入居者が集まらず、経営に苦慮する事になります。火事になった場合には、その建物自体を再建しなくてはならなくなります。

しかし、実際には高齢になり、エレベーターがない団地などで暮らしていた方は、駅やスーパーに近い物件やバリアフリーになっている物件に移り住みたいと思っている方もかなり多くいます。そうした方々が転居しやすい先として、用意されたのがこの分類の住宅なのです。